20140907

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2011年11月18日金曜日

休養・安静5日目・湿潤療法

本日はやや気温が上がっているせいか股関節・腰背部ともに調子まずまず。歩行は少し跛行するくらいで問題ない。起き上がったり体幹をひねったりすると痛みが走るが、まあまあだろう。ただこれから又寒くなるし、来週いっぱいは娘たちを抱っこする機会が多いのでなかなか回復はしないだろうけど。
おきなわでの失敗の原因は一週間前に娘たちから風邪を移されたこともあるだろうが、私の生活の優先順位はあくまで家庭≧仕事>>自転車、だし、自転車のために娘たちとの触れ合いを犠牲には絶対にしたくない。独身ならともかく、これは譲れない。

昨晩体重測定を久しぶりにしてみたらなんと67kg台。鳥海山の時から比べると5kg重いのか。ここ一週間大して食べていない(夕食もヨシケイだし、朝も納豆ご飯一膳、昼もパンとおにぎり一個ずつだからどう考えても2000kJは摂っていない)のにこの有様は怪我したせいで普段より日常生活でも動いていないため基礎代謝が著しく落ちているのと運動しないため浮腫んでしまっているためだろう。むくみはクレアチンが抜ければとれていくと思うけど、そろそろ運動再開しないと体調も改善しないかも。明日辺りからbushido(三本ローラーはちょっと怖い)ででも少しずつ回していこうか。股関節の関節可動域はそのくらいなら痛みでないはずだ。

打撲部の疼痛はなかなか大変だけど、幸い職業柄体表の傷に関しては全く問題なく自己処置できている。病院で受けた処置は、左頬・前胸部・右前腕の挫創の縫合と、擦過傷部へのハイドロコロイド貼付け。診察いただいたドクターが良かったのだろうけど、ガーゼ保護のみとかされないで良かった。翌日から一旦すべて外して(ハイドロコロイドは浸軟してしまっていたので)、手持ちのリンデロン軟膏(ゲンタシン軟膏の方が良いが、なかったので)と市販の非固着性シリコンガーゼ(病院ではデルマエイド、を使っているが、今回はドラッグストアで入手)処置を数日。浸出液が減ってきたので現在は粘着剤付きフィルム(病院の売店で購入したオプサイト)を使用中。フィルムは透明なので、毛根部から上皮化してきている様子が見えてちょっと面白い(毎日経時的に見ることは、なかなか無いので)。

未読なのだけど、最近自転車乗り対象の処置本?みたいなのが出ているらしく、そのなかでいわゆるラップ療法を薦めている、らしい。今度機会があったら読んでみよう。ラップ療法自体はいいものだとは思うし、実際大抵の擦過傷程度ならサランラップで湿潤にしておけば治ってしまう。ただ、何かの拍子で感染がかぶってしまうことはあるので、そのような感染兆候をきちんと見分けられることが重要だろう。基本的に上皮化していない傷からは浸出液がでるものなので、創面が汚れていても問題ないことがほとんどだが、感染兆候、具体的には、創部周辺の発赤、腫脹や疼痛が出てきた場合は抗菌剤外用・内服が必要なことが多いので早めに病院を受診するべき。ただ闇雲にサランラップを巻けばいいというのはNG。

余談になるが、よく「綺麗に治りますか」と聞かれる。傷跡が残るかどうかについてだけど、擦過傷程度であれば適切に湿潤環境が保たれていれば一週間程度で上皮化するはず。逆に上皮化まで3週間以上かかるようであれば皮膚全層の損傷であるので、基本的に上皮化は創縁からしか起きず、瘢痕は残る。
どのくらいまで保存的治療(手術以外での治療)で粘るかだけど、関節付近以外であればそれなりの大きさでも(数ヶ月上皮化までかかっていいのであれば)粘っていいとは思う。
ただし、自転車で転倒して出来る関節部付近の全層皮膚欠損となると指関節周囲が多くなるだろうが(膝、肘などでは余り問題とならない←伸側では瘢痕拘縮は起きにくい)、この付近の皮膚欠損は腱露出を伴うことが多いので、早めに植皮、皮弁手術をしたほうが良いと思う(もちろん範囲にもよる)。一旦瘢痕拘縮をきたしてしまうと関節拘縮も併発して、靭帯の短縮なども起きたりするのでより治療に難渋することになってしまう。
私も基本的に皮膚欠損(熱傷も含んで)創は保存的治療をすることが多いのだけど、余りそればかり勧められたときは、ちょっと考えたほうがいいと思う。

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