20140907

20140907

2010年11月15日月曜日

ツールドおきなわ 2010 市民100km

前日は暴風雨。このままの天気であったら出走するかどうか、正直迷った。この半年頑張ってはきたものの、怪我をしてしまっては妻と娘に申し訳が立たない。21時過ぎには小雨になってきたので、自転車の準備とウエア類のチェックを終え、就寝した。
4時半に起床すると。路面は若干濡れている物の雨は降っていない。ほっとして自転車・手荷物などの搬入を行い奥行きのバスに乗車した。奥さんと娘も起きて、見送りしてくれた。こういうのは初めての経験なのだが、気合いが更に入った。
バス内では数人が浮かれたようにおしゃべりをしているものの、大多数は緊張感を漂わせていた。私も荷物のチェックをしたりしていたが、なんと出走表忘れたことに気づき愕然(最終的には事なきを得た:手書きの出走表で良いとのこと)。
奥には7時半過ぎに到着。スタート直後の登りを観察、結構きついかもしれない。到着後自転車を回収し、早速先ほどの登りを試走。ワットは260-300ワット位にすぐなる。大体34×19/21くらいが目安と判断した。。
待機時間は長いようで短い。チャンピオンクラスが早まったらしく、女子が9時35分くらい、市民100キロは45分予定と機材バイクの方から情報をもらった。
その通りに特にアナウンスを確認できないまま(ゼッケン順に整列とは聞いていたのだが、自由に並んでいた)スタートラインに向かう。400人からでは後ろからのスタートでは全く見込みがない。出来るだけ前にならんだが、それでも中盤程度か。
1分前、30秒、10秒前とのアナウンスが流れ、スタートとなる。
はじめは車線が狭く、ごくスローペースだった。成り行きで先頭付近まで出てしまう。登り口でこれまた成り行きで先頭に立ってしまった。
一人飛び出した選手がいたが、遊ばせておく。前述のギアで淡々とペースを刻んだ、つもりだったが後でパワー計を見ると400ワット位出ているところもあり、やはり熱くはなっていたようだ。
奥の登りが終わった時点で、特に後方を確認はしていなかったがやはり人数は絞れていた様だ。路面は濡れていたし、所々落ち葉も待っていたので慎重に下る。今回準備したホイールは前後ともリフレックス+panaracer extreme jet。余り下りは得意ではないが、8気圧入れてもグリップを失うような場面はなかった。かなり良い。
そのまま滑る、転ぶと前評判のトンネルに突入。集団も緊張していた様で、しきりに注意の声が飛び交う、が、ここも特に問題なくクリアした。全般的に私のいた集団では落車は殆ど無かった(下りで一人単独、登りではすって転んだ人を確認したくらい)。やはり走れる人は危機回避能力が高いとのことなのだろうか。
海岸線の平坦を、出来るだけ先頭付近にいようと努める。数回先頭も引いてみた。ちょっと観客に手を振ったりもする(が、後になってみるとここら辺で足を使いすぎたのは良くなかった)。
21キロ過ぎに左に折れて、普久川の登りに突入した。傾斜としてはそれほど強いわけではない。集団内ではゆっくり行こうとの声も飛び交うが、2キロくらいおぼっている内に徐々にペースが上がる。少し平坦があり、その後にダッシュが入るといった感じ。軽めのギアを使おうと心がけるが、ついトルクをかける方に逃げてしまい、筋力を消耗してしまった。とうとう残り1キロくらいの地点で集団から後れてしまう。が、ここで完全に切れてしまっては後は一人旅、上位でのゴールはまず不可能。サドルの先端に座る勢いでなんとか差を保つように食らいつく。
頂上をクリアした時点で、先頭集団はまだ視界から離れていなかった。動かない足を無理に回して、下りでなんとか追いつく。今回、ホイールは上記のように安全性重視でノーマル仕様としたがウェアはスキンスーツを選択した。これは結果的にベストチョイスだったようで、平坦・下りではかなりのアドバンテージだったと思う。実際集団内でも一人スキンスーツ(偶然か、こちらも医療関係の方の様だったが)の方もいたが、かなり上記のパートではスムースに走っていたようだ。
追いついてはみたが、足が売り切れているのは同様。高江までは小刻みなアップダウンが続く。あにはからんや、普久川の下りが終わった後の丘で早速また脱落してしまう。先頭が見える位置にはなんとか食らいつくが、徐々に遠ざかって行ってしまう。審判車も通りすぎていく。同じように脱落した中央大の選手ももう足がないようだ、、。と、後方から4人ほどの集団が追い上げてきた。なんとかこれに便乗して、ちょっとした登りで集団のスピードが落ちたのをさいわい、何とか復帰した。ここが最大の危機だった。
その後、だらだら下り基調だったのを幸い、集団後方で足を回復させることに専念。登りに入ったら、どんなに短くてもインナーに落として90-100回転をたもち、余計な筋力は使わないことにする。先頭交代には当然参加できず、ごめんなさいを繰り返してしまった。
そんなことをしている内に、あっさり高江の関門を通過。これで完走はまず大丈夫だろうと確信した。ここら辺で、一人逃げていた線種との間が1分との情報が審判者から伝わる。なんかプロロードみたいと感激してしまった。こういうところが「おきなわ」の魅力なのかもしれない。多分この時点では30人くらいの集団だったので、無理して王といった雰囲気にもならず、海岸線を順調なペースで進んだ。実際見てみると、ここら辺の区間では殆ど200ワット切りで殆ど流しだった。かなりここあたりで回復している。
これ以降は、登りでも回転を使っていき、登り口では後方に下がる物の、頂上ではまた復帰、といった感じで危機に落ちることもなく順調にクリアした。少し先頭交代も参加できた。
内陸に入ってから、若干雨模様になり、また気を遣うようになってくる。ここら辺のコースは未知数だったが、ここまでくれば完走はもう間違いない。若干気を緩めてしまったかもしれない。
やや雨が強くなってきた中、最後のトンネルへの登りがはじまる、このあたり、実は記憶がないのだが、10名程度の選手がするすると抜け出ていたようだ。特におくれたような実感がないまま、トンネル付近では完全に後れをとってしまう(おそらくシニア?の選手と合流して混乱したようなのだが、、、。)。トンネル内、登り返しなどで必死に踏むも、何しろどの位の登りかが分からず、全力が出せない。が、同伴していた選手が、「この登りでラストですよ」と教えてくれたので、踏み倒して何とかクリアした。その選手は遅れて行ってしまったが、その示唆がなかったらもっと最終的には遅れてしまっただろう。
下りは全く不安無くクリア。左に曲がってからの市街地コースでも50×15くらいを踏み倒す。先日のポジション変更は正解、ドロップバーを違和感なくもてる。先頭集団は何とか見える、最短ラインを通って差を詰めようとはするが届かない、、、。
ラスト1キロ、奥さんと娘の名前を呼びつつさがす、見つからないがいることを信じてガッツポーズでゴール。先頭集団からは15秒くらいは遅れたか、、、。
本格的にトレーニングを再開して半年、できすぎかもしれないが反省点は多数。後日又考えよう。

11月16日:リザルト発表:13位だった。やはり先頭集団とは10秒程度の差。前着の方は普久川から逃げ続けていた選手だった様子。私の13位とは重みが違う、脱帽。しかし、最後のダムへの登りで周りをよく見られていれば、先頭集団に残ることも出来たかもしれない。そうしたら平坦なら何とか着に絡めたかも、とも思う。少し悔しさも出てくる。そうすればシクロワイヤードにも写真出たかもしれないしね。

しかし、改めてリザルト見ると30代後半が多いことに気づく。スキンスーツを着ていた医療関係者?の方なんて53歳だ。
まだまだ私もやれる、というか、そこまで頑張らなければならないのか、というか、いやはや。

今回の機材:
フレーム:エンメアッカ・コロンバスzonal+カーブバックカーボン+マッスルフォーク
ホイール:マビックreflex32H/前D/A7700 後パワータップSL DTコンペティション
タイヤ:panaracer extreme jet
コンポーネント:アルテグラ6500メイン(STI:D/7700 クランク:5600コンパクト)
スプロケット:12/25 9s
サドル:セラサンマルコ bontrager シートピラー:Sp7401
ハンドル&ステム:TNI
およそ8.7kg

実は10位内に入れたら新車買っても良いかお伺いたてるつもりだったのだが、このリザルトでは無理ですね。集団内でアルミに乗っているのは私くらい?だったのだが、十分通用することが分かったので、来年もこいつと一緒に走るつもり。ホイール新調とか、10速にしたり、はするかもしれないけど。

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