結局、オキナワには私一人で行く事になった。子どもたちは金曜日にはほぼ回復していたけど、長距離移動とか別の場所に行くストレスを考えると、不安があったし。一人で行ってきていいよとの許可が下りたのでちょっと後ろめたさが強かったがフライト、宿を取りなおした。土曜昼前に仙台空港発、日曜夜に那覇発羽田着、月曜朝の新幹線で仙台に8時半着という強行スケジュール。
水曜と木曜は通勤で流して計40キロずつ位。金曜日は名取のエアリに行って室内施設で遊ばせる。遠征の準備はしておいたからまあ大丈夫だったんだけど、土曜日朝の時点で本当に行けるのか?と半信半疑だった。で、仙台空港についた時点でもう感無量、すべて終わったような気分になってしまった。
那覇に定刻通りに着、自転車を預けていたのだけど通常の手荷物とは別に先に渡していただいて助かった。レンタカーもスムースに借りて(トヨタレンタカー)、名護に17時には着、無事に受付完了。一応自転車も軽くチェックして問題ないことを確認、オクマには19時前に着いたんだっけか。
食事はコンビニとかで安く済まそうかとも思ったけど面倒になってオクマのビュッフェで。別料金3500円かかったけどたっぷり食べられたし美味しかったので良しとする。その後ゼッケン取り付けやら預ける手荷物の中身を入れたりとかであっという間に21時過ぎ、ここ数日の睡眠不足からあっさり撃沈。オリオンビールが効いたか。
当日は4時半位に起床、荷物を車に積み込んだりしてから朝食、流石に控えめにした。急に腹下ししたりしてバタバタしているうちに6時、チェックアウトして道の駅に自走。昨年までのイメージでは十分暖かかったのだけど、2週間遅れるとこうも違うのかというくらい寒い。スキンスーツの上にウインドブレーカーは羽織って行ったけど、待ち時間が長いしニーウォーマーをつけていっても良かったかも、というかオイルくらい塗っておくべきだったか?
7時くらいにアップでフクガワダムまで。ダム登りの途中、昨年通り?数カ所工事中の箇所があり渋滞できるだろうなとは思われた。脚の具合は、出力は上がるんだけど今ひとつエネルギーが足りていないというか。絶好調と言うわけにはいかなさそう。
出走は10数分遅れた。最後トイレに行っていたらすでにスタート地点への整列が始まっていて、慌てて湿った土の上を走ったら左のクリートに泥が詰まって中々はまらなくて焦った。
で、結構後ろからの出走になったので、去年ほど気が急いている訳ではないけど登り口までに先頭が見えるところくらいまでは上がっておくかと何回かジャンプをして上1/4位まで上がる。
登りに入ると一気にダッシュが掛かる。今回のテーマは無理しない、出来るだけ省エネで、なので周りに合わせることはせずにせいぜい350ワット位(体感的に)にしておく。まあそのくらいでも周りもそこそこ垂れてくるので結果的にはそれほど遅れることにはならない。
ただ、計算外?だったのは工事中の箇所で集団がいちいち停止して、そのたびにダッシュがかかったりしたこと。これで微妙に脚が削られた気がする。
中盤の急勾配区間までで、先頭集団に追いついた、のだけど、そのあとの微妙なペースアップでズルズルと遅れる。メーターを見ると300ワットくらいは出ているし脚はまずまず回っている。と言うことは純粋に力不足なんだろうな。
ここでオールアウトすれば追いついたかもしれないけどそれでは昨年の二の舞、ということでペースを崩さずに一回目フクガワをクリア。
下りは飛ばさないで最終的には20人くらい?の集団にまとまる。ここでも元気の良い人は登りでペースアップしたりするけど付き合わず脚を温存、というか回復に努める。
すると奥手前でだっけか?先頭集団と合流。その前に一人位逃げていたらしいけど。
奥の登りは体感的には非常にゆっくり。昨年はこれで調子に乗って海岸線で先頭交代とかして脚を無駄に使って自爆したので、今年は後方で待機。それにしても海岸線でも工事箇所が多く、今年は晴れていたからいいけど鉄格子がむき出しになっているところなどもあり、非常に怖かった。
そこそこ回復したとは思うけど、一本目の感じからしてとうてい先頭集団について行けるとは思えなかったので二本目のフクガワはさらに徹底したペース走にする。300ワット位で淡々と回していくと先頭はあっという間に見えなくなって、更に後方にどんどん下がっていくけど中盤位になると脚を使い切った選手を抜いていく事になる。大体急勾配区間を抜けたあたりから脚が揃った選手で走ることになった。この辺りから100kmの選手との混走が激しくなりちょっと危なくなる。
ちょっと下っての登り返しでフロント変速の際、チェーンが落ちかけたがFDの操作でなんとか復帰する。ここはちょっと危なかったかも。
フクガワ二回目はそんな感じで結構バラけてクリア。前に何人くらいいるか、出来れば集団に復帰しておきたい(第2-3集団だろうけど)と今回は下りで頑張る。コーナーではそこそこ減速はするけどスキンスーツ効果は絶大で100kmの選手をごぼう抜き?にする。とはいえなかなか140kmの集団は見えない。給水所の登りあたりで急に脚が回らなくなって100kmの小集団についていくのがやっととなってしまう。
この辺りで前の登りで一緒にはしっていたオーベストの選手がローテーションを回していこうと言ってくださるが、ここからの下りは昨年クラッシュした場所。やはり恐怖心があり、あっさりちぎれてしまう。
ここからの高江あたりまでのヤンバル道はひたすら辛い。100km、140kmの混走集団に追いついては登りで少し遅れる、下りで追いつく、の繰り返しで脚が削られる。しかもSRMのパワー表示が出なくなったりして単独走になった時のモチベーションが上がらない(電波の影響?電池切れ?)。
そのうち後ろから何か勢いのある集団がきたと思ったら市民210kmの先頭集団。エルドラードの選手を二人ほど見つけたので応援する。
この集団にちょっと着いたりして少し脚を回復、もちろん登りで千切れるのだけど、この辺りからなんとなく脚の揃った集団ができてきて、高江あたりで大きめの集団が形成される。210km、140kmが半分くらいだったかな?
ここからの海岸線、下りと平坦基調なので集団中盤に待機して回復に専念。短めの登りになると案外脚が回って先頭にひょっこり出てしまったりするものの、そこから独走するほどの力があるわけでもなくまた中盤に戻る。このあたりからちょこちょこと140kmの落ちてきた選手を回収して集団は大きめになっていく。
羽地ダムの登りは先頭集団にいれば勝負どころなんだろうが、この順位での集団ではそれほど活気がでる訳でもない。淡々と回していると案外前に上がってしまう。メーターを見ると(海岸線あたりからSRMが回復した)、260-280ワットくらいなんだけど、周りも相当に消耗しているんだろうな。
トンネルあたりで3人くらいのグループになって数カ所の登り返しへ。この回数を(試走していないし)把握していなかったので最後ちぎれてしまったけど、橋あたりまでには下りで追いつく。
名護までの下りでなんとなく集団の前に出たので頑張って引いてみる。これで少し集団は分断されたのだろうか?
このあと、ちょこちょこと先頭を引いたりしてみる、ジャスコ坂(通称)で揺さぶりかけられたらなあとか思ったけどローテーションで先頭を引いた直後に坂の手前に来てしまったのでタイミングを逸する。
後はゴールするだけ、できたらラスト1kmでアタックでもしてみるかという事にする。
市街地に入ったあたりの交差点で警察が右折車両?を誘導しているところに出くわす。その時先頭を引いていたので思わず右に曲がりそうになってしまう。もちろんこれはコースミスで、後ろの選手は間違えなかったので大丈夫だったのだけど、個人的にはモチベーションが一気に低下してしまう。
で、ラスト1km、予定通りアタックを掛ける。予定では一気に集団が活性化、、、するはずだったのだけどだれもついてこない。もしかしてこれってKY?顰蹙者?さっきのコースミスもあるし、走り終わった後非難集中?今回はチームジャージ着てるし、、、。とか思ってしまい、ラスト500mで踏むのを止める。で、スプリントに入った集団を見送って一人でゴール。
このあと荷物を急いで受け取ってオクマに自走。平坦30kmが異常に長い。途中の信号ストップが嬉しかった。
レンタカーに自転車をパッキングして搬入、着替えて再度会場にいってリザルト受け取ったり食券引き換えたりしたあとまっすぐ那覇に向かいレンタカー返却、空港へ。がっつりジャンクなものを食べてやると思ったけどA&Wのハンバーガーセット+ルートビアを食べたらなんか満足してしまった。
20時20分のJAL便予定だったのだけど20時50分にdelay、さらにその便での予約過剰?により最終便への変更をお願いされ、了承したら1万円キャッシュバック。delayの時点で500円分の食券もらっていたのでちょっと得した気分。どうせ当日は寝るだけだし。
羽田から京急蒲田のアパホテルに直行、5時半に起きて6時半発の新幹線で仙台へ。妻の実家に直行、妻と子どもたちと合流、当日は家族サービス、体力を使い切った3日間になった。
今回のリザルトに関しては、まあこんなものかなとも思う。多分最後のアタック?をそのままやっていれば逃げ切って39位くらいにはなったかもしれないけどまあそれはそれ。
使える時間は使いきってやった練習内容は間違っていなかったと思うし(昨年よりははるかに走れた)、機材の選択も間違っていなかったと思う。
コンディショニングについては、ちょっと直前になって絞りすぎたかなと。65kgには落としたのだけど、最後の一週間、練習量を減らしたので食事量も削ったらスタミナが落ちた感じがする。むしろ67kgくらいでも良かったのかもしれない。
結局フクガワで先頭について行けないのが全ての敗因なのであって、登りでのスピードを付けないといけない。及び短時間での高出力とそれからの回復力、といったところ?大体20分弱の登りなのだから、現状最大310ワット位の20分出力を320-330ワット位に持って行かないと話しにならないだろうな。むしろ60分のパワー(FTP?)は余り重要ではない気がしてきた(独走するなら、別だろうけど)。
という訳で練習内容を考えなければいけないのだけど、月曜の晩から発熱、急性副鼻腔炎でダウン中。練習再開は回復してからかなあ。流石に歳には敵いません。
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